あなたは、武井壮さんが過去に、半身不随の大けがをされていたことをご存知でしょうか?
武井さんは、2012年に百獣の王を目指す男という独自の芸風が注目を集め、その後有名になりました。
彼には、常人離れした経歴や、信じられないような様々な逸話があります。
この記事では、一生歩けないと医者に宣告された武井壮さんが、大けがから復活された時のエピソードと、人間離れした彼の経歴や逸話をご紹介しています。
この記事を読み終えるころには、武井壮さんの凄さと自分の無限の可能性を感じるようになります。
興味がある方は、武井さんの生い立ちと物事の考え方に注目しながらこの記事を読み進めてみてください。
武井壮は、半身不随の大けがから自力で復活していた?!
武井さんは、10種競技の練習中に腰の骨を骨折し、半身不随になってしまいます。
一生歩けないと医者に宣告された武井さんは、イメージと確信の力だけで、自力で完全復活を果たします。しかも、翌年の10種競技の大会で優勝されています!
その時のエピソードをワイドナショーで以下のように語っています。
武井さんのエピソードトーク

武井さんが10種競技でケガして、半身不随になって一生もう歩けないって言われて自力で治す話も凄いんですよ!

はい、1カ月で治っちゃったんですよ。
主治医が『リハビリして下さい』って言ってたやつを、家に帰ってずっと骨の本見て、骨のブロックの写真見ながらこうなるだろうなと思って、イメトレしてたら1カ月で治っちゃって、次の年の全日本で全部優勝したんです。

こうなれっ!て念じるんですか?

そうです!ストレスで胃潰瘍になるぐらいだから、逆も絶対いけると思ったんです!

脳には自己治癒能力があるんですけど、信じる力が強くないとダメなんですよ。
その気にならないと!

そうなんですよ。
本気でそう思ってたんです!絶対治るって!

すごいですね人間の骨というのは…
普通は、医者から一生歩けないと言われた時点で、その未来を受け入れて、言われた通りにリハビリして、何とか歩けるようになることを目指しますよね?
しかし、武井さんの場合は、自分の未来は自分で決めるという強い意志で、自分を信じ続け、実際に1カ月で骨折を完治されています。
イメージと信じる力だけで、下半身不随まで完治させてしまう武井さんって凄すぎませんか?
武井壮の壮絶すぎる生い立ち
小学校3年生で兄との2人暮らしが始まる?!
両親の離婚をきっかけに母親がいなくなり最初は父親に育てられていました。
やがてその父親は別の家庭を持ち、離れて暮らすようになり、小学校3年生の頃から2つ年上の兄、情(じょう)さんとの2人暮らしが始まります。
ガスや電気は毎月のように止まっていた!
武井さんは、特待奨学生として授業料免除で、修徳中学校・高等学校(中高一貫校)に入学します。現時点で、学校の偏差値は46~54とされています。
父親は定期的に家に来て、家賃や食費などの金銭面のサポートはしていましたが、料金の滞納が続きガスや電気が毎月のように止まっていました。
家の電気が止まると武井さんは野球部顧問の小田川先生の自宅で勉強をさせてもらっていました。特待奨学生として授業料が免除されているので、成績を落とさないように毎日必死に勉強していたそうです。
小田川先生は武井さんのことを以下のように語っています。

中学、高校を通して成績は常にトップで、2番に落ちたことはなかったと記憶しています。
成績優秀で、特待奨学生だった彼には、参考書代として毎月1万2千円が支給されていました。
それが当時、唯一自分で自由に使えるお金だったと思います。
それを食費や日用品を買うお金にしていたんじゃないでしょうか。
兄弟2人で必死に生きた学生時代!
各家庭のごみを収集所まで運んで、一カ月500円をもらうというアイデアで、多い時には150件を回って、家計をやりくりしていました。
そのころお兄さんは、高校へは進学せずに俳優を目指し、芝居の勉強をしながらアルバイトをしていました。
家事をさぼりがちなルーズなお兄さんと、よく衝突していたようです。

まぁ兄貴はちょっとゆるいっていうか、すごいおっとりした、女の子にモテた優しい子だったんです。
芸能人になりたいってずっと言ってて、僕はそういう気持ちが全然わかんなくて、自分が頑張って成功を目指してるのに対して、兄がダラダラやっているように見えてしまって、凄い罵倒したりもしてました。
1冊の本との出会いが武井壮の人生を変えた!
ソクラテスの弁明クリトン(岩波文庫)
武井さんがこの本に出合ったのは中学生の時です。
当時、道徳の授業を担当していた黒川克先生に薦められたのがきっかけでした。
13歳の武井少年は、辞書を使いながらこの本を読み込んだそうです。
初めてこの本を読んだ時の感想を、武井さんは以下のように語っています。

自分の心の求めることっていうのを、命よりも大事だって思ってるわけじゃないですか?
自分がしたいことを心から求めて生きていいんだよっていうことに気づかされて、そのとき大きな衝撃を感じました。
この本に揺さぶられて、俺は本当に自分が心からやりたいことやれてんのかなって、俺が命と引き換えにしてまで貫きたいものって何だろうって考えるようになりました。
突然の兄との別れ
武井さんは、中学では野球、高校ではボクシング、大学では陸上競技を始め、スポーツの才能が開花していました。
一方、お兄さんは、坂上忍さんの付き人をしながら、役者の勉強をされていました。
武井さんが、大学で陸上競技を始め、国際大会に出るほどまでにグングン記録を伸ばしていた矢先、お兄さんが病気で突然入院することになります。
お兄さんはその後24歳の若さで他界されました。病気の発覚から1年後のことでした。

十種競技で国際大会に出られるようになって、1年で記録がグッと伸びていって、陸上界にちょっと名前が知れ始めていた頃だったんで、何か僕が兄の運やらエネルギーを全部吸い取ってる気がして、それが辛くて兄に対して申し訳なくて、悔しくて泣いてましたね。
お兄さんが生前、付き人をしていた坂上忍さんは、情さんと武井さんに対して以下のようにコメントしています。

彼との別れで何か人生観が変わっちゃいまして、他人に何て言われたって自分らしく生きていかなきゃダメだって決意しましたね。
彼には、弟がいて俺にいっつも自慢するんですよ『俺とは違って弟は出来が良くてスポーツも万能で、あいつの邪魔だけはしたくない』って弟の話になると止まらなくなるんですよ。
それで彼が他界してから、ある時テレビつけたら、武井壮って名前が出てて、それ見たとき僕はもう涙が止まらなくて号泣してましたねぇ。
彼との別れは僕の人生を大きく変えたんですよ。本当に。
今、芸能界で輝きを放っている武井さんですが、小学生の2人暮らしに始まって、苦楽を共にしたお兄さんとも別れ、壮絶な幼少期を送られていたようです。
路上ライブの3人組が武井壮に再び活力を与えてくれた!
自分の人生の目標を見失い、退屈な毎日を過ごしていた武井さんは、ある日、路上ライブをする3人組と出会います。

最初は、何だあれ人前で大声で歌って恥ずかしいな、だっせーなって思ってたんです。
でもその歌を聴いてたら、女の子がまぁ良い声で、まっすぐに届く声で歌うんですよ。
それに打ちのめされて、よし、俺も真剣に本気でもう一回なにかに挑戦しようと、とりあえず何でも全力でやろうって思いました。
当時、鮮明に覚えていることがあって、めちゃくちゃ幸せそうに歌うんですよ。
同じ場所にいるのに、毎日つまんねぇってふてくされてる俺と、今の同じ時間を楽しむ力の差は何なんだろうって考えさせられて、俺だっせーなって思いました。
自分の人生に迷っていた時期に、路上ライブの3人組と出会った武井さんは、その日を境に心を入れ替えたそうです。

数年後くらいに、ある日、テレビを見ていたらあの3人組の子たちがテレビに出てたんですよ!
びっくりしましたね。
でもやっぱりそうだよなぁって納得もしましたよ。
あの歌声はやっぱり届くよなぁなんて思いながら見てました。
その3人組が『いきものがかり』だったんですよ。
武井さんが路上で出会って、心を入れ替えるきっかけをくれた3人組は、なんと、デビュー前のいきものがかりだったんですね!
まとめ
武井さんの身体能力や睡眠時間、回復能力といった人間離れした能力はまさに進化としか言わざるを得ません。
日々の小さな積み重ねで、体が少しずつそれに適応していったのでしょう。
私たちは、確信が持てないことや、前例のないことをずっとやり続けることができません!
心のどこかで失敗する確信があるからです。
武井さんが何事も成し遂げて来たのは、絶対に成功するという覚悟、つまり、失敗するという選択肢がなかったからだと思います。
以前、武井さんはラジオ番組で、リスナーに対してこんなことをおっしゃっていました。

俺だってうまく行かないことだらけですよ、でもね、それは当たり前のことで、何をどうすればうまくいくかだけを猛烈に考えたり、知恵を絞って体を動かしてとにかくやっていくんですよ。
そしたら、少しずつ、少しずつ何かが変わっていくんですよ。
そしてまた、今できることをやり続けていくんです。
そんなことやってると、いつの間にかできることが増えていって、いろんなアイディアが浮かんできたりして、そんなのをただ繰り返してきただけなんですよ。
この記事を読んで下さっているあなたも、この機会に何か大きな目標を決めてみませんか?
絶対に成功するという覚悟を持って、頭と体を限界まで使って挑戦し続けて、少しずつ進化して行きましょう!
この記事を読んだこの機会に一年間、何かを本気でやり続けてみてはいかがでしょうか?
この記事は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございます。